佐渡島庸平(コルク代表)
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。
記事一覧
未来は常に過去を変えていく。人生は「発見の行程」だ
僕にとって「失敗」という概念は存在しない。
こう書くと、「なんて自信過剰な奴だ!」と思われるかもしれない。
だが、僕らは客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる。つまり、自分が失敗だと捉えなければ、それは失敗ではないのだ。
平野啓一郎さんの小説『マチネの終わりに』に、こんな一節がある。
“人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実
本当の「優しさ」とは何か?
本当の「優しさ」とは、一体何なのだろうか。
優しさについて考え始めるキッカケは、『勝ち過ぎた監督』を読んだことだった。
これは、北海道勢初の甲子園優勝に駒大苫小牧を導き、そこから三連覇同然という高校野球史上最も輝かしい成績を残した香田監督を追ったノンフィクションだ。
香田監督は、僕から見ると、とてつもなく優しい。
高校球児たちの夢は甲子園に行くことだ。その目標をサポートすること
【ヒットを生み出すぞ! #03】 『漫画 マチネの終わりに』 (原作:平野啓一郎 、 漫画:ホリプー)
SNS時代の新しいマンガ家を目指し、僕と一緒にやっている新人マンガ家達が制作中の作品を紹介する『ヒットを生み出すぞ!』シリーズの第3回。
・第1回:りさこのルール(つのだふむ著)
・第2回:コッペくん (やじまけんじ著)
今回紹介する作品は、僕が編集担当している小説家・平野啓一郎さんの小説『マチネの終わり』の漫画版だ。
この漫画『マチネの終わりに』は、僕と一緒にやっている新人漫画家のホリプ