佐渡島庸平(コルク代表)
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リアクションを設計する
創造するとは、どんな行為なのか?
すべての創作物は、尊い。子供が描いた絵は尊い。ネット上に溢れている、たくさんの人のたくさんの言葉。どれも尊い。でも、僕はそれらの多くには関わらない。そのような創作物と、僕が関わろうとする創作物の間には何があるのか?
ネットの記事とある本をほぼ同時期に読む中で、その間にあるものを言語化することができた。
リアクションが設計されているかどうかだ。
脳科学者の中
みんな最後は「線」の話をする
シンプルなことが、一番難しい。
僕はゴルフが大好きなのだけど、先日、池田勇太のドキュメンタリーを見た。特別なことをしているのかと思いきや、歩き方のトレーニングをしていた。歩くって誰もが当たり前のようにしていることだけど、いい歩き方となると途端に難しくなる。誰もがやっている当たり前のことを、誰もがやれないようなレベルでやるのが一流なのだろう。特別なことができるのは、一流の一歩手前。
一流の
「わかってる」人はわかってない
週末、金沢の21世紀美術館へ行ってきた。
メディアアーティストの八谷さんと対談をするためだ。何度もニアミスをしていたのだけど、正式に話をするのは今回が初めて。東京でお会いすることもできただけろうけど、せっかくの機会だから、21世紀美術館に行って八谷さんが制作している一人乗りジェットグライダーをみて、対談をした。そんな出会い方をしたほうが、記憶に残るからその人との縁が強くなる。
週末も今
見えないものを想像できるか?
世の中のすべてのことが、白黒はっきりつけれるわけではなく、グラデーションの中にある。そのことを頭で理解している。しかし、良く知らないことは、勝手に白黒はっきりつけられる世界として想像してしまっている。
聴覚障がいとはどんなものなのか? 山本おさむの『遥かなる甲子園』という聴覚障がいの高校球児の物語が大好きで読んだりしていたので、少しは知っているつもりだった。
しかし、吉本浩二の『淋しいの