佐渡島庸平(コルク代表)
記事一覧
クリエイターにとって、最後の作品とは?
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を観てきた。
宮崎駿監督といえば、引退宣言を何度もしてきたけど、今回は本当に最後の作品なんだろうと感じた。そして、宮崎駿監督の最後を飾る作品として、これほどふさわしい作品はないと感じた。
どういう歩みを遂げることが、クリエイターとして最も充実した人生となりえるのだろうか。クリエイターを支える仕事をしていることもあり、そんなことをよく考える。
当たり前の話だ
行き過ぎた自責思考から脱却するには?
「他責思考」ではなく、「自責思考」で物事と向き合う人が成長しやすいと、一般的には言われている。
ぼく自身、この考え方に概ね賛成だ。
問題を他人や環境のせいにしてしまう他責思考では自己成長は難しい。『無意識に生じる「被害者意識」を、どう捨てるか』というnoteに詳しく書いたが、他責思考は自分の視界を曇らせてしまい、成長できる貴重な機会を取り逃がしてしまう。
一方で、自分に問題があると考える自責
改革現場で感じた、言語化し共有する価値
どうやったら「学びたい」「もっと突き詰めたい」という気持ちを自然と育むことができるか。
学校でも、企業でも、子育てでも、あらゆる領域でコーチングの考えが求められていることを感じている。他者に直接的に働きかける行為は、圧やハラスメントととして捉えられる。そうではなく、どうやって内発的動機を引き出し、それを支援するかが問われる時代なのだ。
どうすれば相手の主体性が育つのかを考えるなかで、いつも気づ
“表現の学校”における、自分と向き合う大切さ
『コルクラボマンガ専科』の第8期が始まる。マンガとは簡潔に言うと、「コマ割りを使って、感情を描いたもの」だと、ぼくは説明している。
以前『人の心を動かすのは、技術ではなく衝動』というnoteにも書いたが、技術は伝えたいものを届けるための手段だ。技術で深い感動は生まれない。人の心を動かすものは、いつだって強い感情の強い衝動から生まれる。
たとえ技術的には不完全でも、「この感情を描きたい」「この問