佐渡島庸平(コルク代表)
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。
記事一覧
プロとして物語を描き続ける人になるために
編集者として、マンガ家と打ち合わせを15年近くしてきた。
「どうすれば心に響く物語になるか?」
「マンガ家が作品を描き続けるために何が必要か?」
これまでの経験や知識を体系化したいと思い、マンガ家を育成する『コルクラボマンガ専科』を立ち上げた。
約半年間のカリキュラムで、現在は2期がはじまっている。2期では、1期の講義内容をさらにブラッシュアップしている。マンガ家を目指していなくても、編集者
自分の人生のストーリーに『コレドナ感』を!
僕はよく「ストーリーが人を救う」と言う。
救う時のパターンは、2つ。現実逃避を助ける逃げ込める場所としてのストーリー。もうひとつは、身に纏うことができるストーリーだ。
身に纏うとはどういうことか? そのようなストーリーには、共通する要素がある。
『コレドナ感』だ。
マンガ家を育成する『コルクラボマンガ専科』で、講師をお願いしている東京ネームタンクのごとうさんが教えてくれた言葉だ。
コレド
人生は成長ゲームじゃない!!
人生なんて、所詮はロールプレイングゲーム。自分がストーリーの中で生きているつもりで、困難もレベルアップの機会と捉えればいい。
こんな話を僕自身もインタビューで答えることがある。ビジネス系のサイトでは、こんなインタビューをよく見かける。
僕自身は、そのような価値観だ。役立つ情報で、伝えることはいいことだと思っていた。しかし、最近、新人漫画家と一緒に新作を作るために、過去、自分に影響を与えた作品と