佐渡島庸平(コルク代表)
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5分の継続で人は変わるのか、自ら実験!
2019年は、初心に戻った年だった。
2020年は、さらに初心に戻る。
2019年は、新人マンガ家たちと「今の時代にあったマンガ」をつくることに注力した。『コルクラボマンガ専科』、『コルクラボ編集専科』といった学校を立ち上げ、講義内容を作る中で、何度も初心に立ち返った。
マンガとは何か、編集とは何かを、繰り返し自問した。
新人マンガ家たちの作品にフィードバックをすると、「絵」について触れざる
子供の意思をどこまで尊重すればいいのか
「おっ、お前もか、ブルータス」
シーザーが、死ぬ間際に言ったというこの言葉。正直、今の僕には、よく分かる。
子供たちが食べたがると思って入ったお店で、色々注文したら、三男と次男がほとんど手を付けてくれなくて、長男に「一平は食べるよね?」と聞いたら、「欲しいものないー」と素っ気ない答え。
「おっ、お前もか、一平」という気持ちになってしまう。メニューだって一緒に選んだじゃん……。
我が家の子供
『観察力』を鍛える唯一の愚直な方法
一流のクリエーター、経営者は、みなセンスがある。
では、「センス」とは何か?
それは「観察力」によって暗記したことを元に下す決定のことではないかと、僕は考えている。その観察力に気づけない人は、直感や動物的勘という言葉を、その意思決定プロセスに使うのではないか。
観察力のある人は、世界を見る「解像度」が圧倒的に高い。
カメラにたとえると、解像度はレンズの性能。観察力は、メモリの性能。いい解像
大切なのは「好きのおすそ分け」。 クリエーターのためのSNS戦略とは?
「まずは、フォロワー1万人を目指そう!」
プロの漫画家を育成する『コルクラボマンガ専科』で、新人マンガ家に投げかけている言葉だ。
以前の僕であれば、「新人賞をとろう!」と伝えていたと思う。もちろん、新人賞の受賞を目指すことは何も間違っていない。だが、どうやったら自分のフォローを獲得できるかを、新人には最初に考えてほしい。
なぜなら、マンガ家として長く活躍したいなら、自分を応援してくれるフォロ
「前例がない」は、褒め言葉ではない
「前例がないことしてるね」
「オリジナルだね」
…と言われたら、どんな気持ちがするだろうか?
多くの人は、褒め言葉として受け取ると思う。でも、僕は逆のフィードバックと受け取る。言った人は褒めたつもりでも、自分たちはまだまだわかりにくい状態なのだなと僕は自己認識をする。
コルクは「編集」を科学したい。
属人的と言われている編集の仕事を、属人的ではなくしたい。マッキンゼーは、経営を科学して、
編集者・佐渡島の心に残った「映画・ドラマ」(2019年まとめ)
今年、あなたの心に残った映画は何だろうか?
noteマガジンの『年末振り返り企画』の第2弾として、僕が観た映画やドラマで心に残った作品をまとめて紹介したい。
今、新人作家たちと新作を作っているため、参考として映画をみることがこの1年は久しぶりに増えて、年間100本近く久しぶりにみた。
毎週水曜日に公開する記事の有料部分には、観た作品の感想を書き綴っているが、その中から特にオススメしたい作品を