佐渡島庸平(コルク代表)
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本気の感情以外いらない。アンディ・カウフマンという生き方
僕はジム・キャリーが大好きだ。以前、『イエスマン』を観直したことで、僕の中でジム・キャリー熱が再び高まっている。
AKBの総選挙で結婚を宣言した子がいた。その行動をめぐって、みんなが議論していた。秋元さんは結婚宣言を容認していた、いや、秋元さん自身も知らなかった、あの行動はファンの気持ちを無視している、一人の人生として大胆でいいじゃないか。いろんな意見が出ていた。
その様子を見ながら僕は、ジ
偶然の出会いだから手伝う ALSの日
僕とALSの関わりのきっかけは、実は『ドラゴン桜』にさかのぼる。『ドラゴン桜』には、東大の医学部生のノートが出てくる。そのノートの彼は、今、医者として活躍していて、まさに昨晩「ガイアの夜明け」で特集されていた。
彼が医者としてキャリアを歩んだ時、ボランティアでALS患者に関わっていた。それで詳しい話を聞いて、『宇宙兄弟』に取り入れたのだ。わらしべ長者のように、人生の出来事は連続している。
「得意」という落とし穴
編集者の重要な仕事は、作家の才能を「引き出す」ことだ、と僕は思っている。どうストーリーを変えればいいのか答えを提案するのではなく、より面白いアイディアが作家の心の中から出てくるように、作家が自省するためのきっかけとなる鏡のような存在。
僕が努めていることは、正直になること。とにかく、正直に感じたことを、正確な言葉で言う。
僕は幸運なことに、自分の編集術をメディアで語る機会をたくさんいただ
告知ではなく、会話で伝えていく(コルクラボ第2期募集)
雑踏の中で、何かを伝えようとしても、それは周りの音にかき消される。
今やインターネット、リアルな日常生活、どこもかしかも情報にあふれていて、何に耳を澄ませばいいか分からない。以前は、全体の情報が少なかったから、マスコミ発の情報が貴重だった。マスコミは、自分たちの情報は聞いてもらえるという安心感を持っていて、情報を告知するだけだった。
しかし、もはや情報は告知だと伝わらない。簡単に情報が