佐渡島庸平(コルク代表)
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予測不能な時代を"幸せ"に生きる鍵は『易経』にあり
近年、「居場所」「居心地」についてよく考えるようになった。自分を取り巻く環境がどれだけ変化しても、自分で自分の居心地を整え、惑わない状態になる。それが、ぼくの目指す生き方だ。
自分の気持ちの持ちようで、どんな状況でも生きていける。これは、一見、いい思考法のようにも思えるが、同時に極端な自己責任論にもなりかねない。平野啓一郎さんは、『空白を満たしなさい』や『本心』の中で、現実を変えようとせずに、心
ひとりではなく、「二人三脚」で発信を続ける価値
毎週投稿している、ぼくのnote。
この約3年のあいだ、更新を欠かしていない。
それ以前は、「毎週更新するぞ」と意気込んで、有料のnoteマガジンをはじめてみたものの、更新が滞ってしまうことがあった。
ぼくは40歳を迎えた時くらいから、自分はもう肉体的に若くないのだと実感した。昔は、お酒を飲んでも次の日も普通に活動できたのが、体力が回復しなくなり、noteを書く時間がなかなかとれなくなってしま
"あいまい"なリーダーでは、ダメなのか?
経営者になったばかりの頃、先輩経営者から『ビジョナリー・カンパニー』を薦められて読んだ。この本には、こんな一文が書かれている。
ORで判断を繰り返していっても、会社は大きくならない。ORでいる限り、会社の器は小さいままだ。ANDの思想で、組織は前に進んでいく。
優柔不断にも見えるこの思想は、「あいまい」さのススメだ。
この本を初めて読んだ時、ANDを実現するアイディアの発明が大切という意味だ
“見守る”と”放置”の違いとは何か。
「人を育てるとは、期待しないこと」
以前、このタイトルのnoteを書いた。ぼくは、誰かを自分の望む方向に導きたくて組織を作っているのでない。一緒にやっているクリエーターも、コルクのメンバーも、自分の子供たちも、「自分にとっての幸せは何か」を自分で考えられる人になってほしいと思っている。
唯一、ぼくが望んでいる方向は「自立」だ。そして、相手に期待することは、その思考法に逆行する行為だと考え出して