佐渡島庸平(コルク代表)
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“経営の奥深さ”を、11期目で改めて実感
コルクは8月が決算月で、今月をもってコルクの11期目が終わる。
決算の内容を見返したり、来期について話をする中で、会社の成長スピードについて焦ったさを感じることがある。
社員も自分も「よくやっている」と思う部分はもちろんあるし、色々な人の助けにものすごく感謝の念が湧いてくる。
だけれども、ぼくらが実現しようと掲げていることには、まだまだ達成できていない。
コルクが実現したいと掲げているビジョン
4行日記を継続すると、何が見えてくるか?
日々をより深く味わうために欠かせないもの。それは「振り返り」の正しい姿勢だと、ぼくは考えている。
振り返りを行うと、自分の思考が整理されるだけでなく、「もっと、こうなりたい」「次は、こうしたい」といった気持ちが自然と湧いてくる。
自分の欲望の輪郭を捉えることができる。
振り返りとは、ある種、自分を観察する行為と言ってもいい。
ぼくは複数の「型」を使って、振り返りをしている。
例えば、not
互助が生まれるコミュニティの原風景
コルクのバリューの一つが「さらけだす」だ。
さらけだすは、自分のプライベートや秘密を話すということではない。自分の大切にしている価値観を仲間に共有しておくということだ。
チームで働く時、何を伝えておくと細やかなサポートがしあえるのか、設計しきることができない。だから、雑談などで日常的にいろんなことを話しておくことが実は仕事のために大切だと思ってる。
ぼくは親戚付き合いを大切にしている。
そ
素潜りから始まった内面との向き合い
ぼくがそのチラシを見たのは、ションベンをしてる時だった。
大学に入って、2ヶ月ほどが経ち、サークルの勧誘も、もうなくなっていた。トイレの壁には、誰も剥がす人がいなくて、汚くたくさんのチラシが貼られたままだった。どのサークルも新歓の時期は終わり、今さら入ることはできない。
高校時代は、すごく本気でテニスをしたことがプライドになっていた。ぼくのいた学校ではほとんどの生徒が、2年生の秋には部活を引退す