佐渡島庸平(コルク代表)
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。
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ベストセラービジネス本『嫌われる勇気』とマンガ『不思議な少年』の意外な関係
マーク・トウェインというアメリカを代表する作家がいる。『トムソーヤの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』なら聞いたことがある方も多いだろう。
彼は、晩年、人間不信に陥り、ペシミスティックな人間観にとらわれていたという。
その時に書いた作品『人間とは何か』で、トウェインは、「人間は利己的な欲望のために動く機械にすぎない」という主張を延々と繰り返す。
そして、『不思議な少年』という小説においては、「