佐渡島庸平(コルク代表)
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。
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親が死んだ日の夜に読めるマンガはあるか?『ポテン生活』ーー
親が死んだ日の夜に、どんなマンガを読めるだろう?
面白いマンガ、元気になるマンガ、恋したくなるマンガなどなど、素晴らしいマンガはたくさんあるけど、自分の親が死んだ日に読めるようなマンガはなかなか思いつかない。
でも、『ポテン生活』なら読めると思う。
知人がこんなことを言っていた。
「親が亡くなって、すぐに何もする気がしなかった。かといって、寝れもしなかった。それで、ふと、本棚にあった『ポテ
部活は毎年『Zero to One』。スタートアップ経営者はビジネス本を捨てて、『キャプテン』からリーダーシップを学べ!!
本は、鏡だ。
読みながら自然と浮かび上がってくる感想は、自分の心の状況を教えてくれる。『キャプテン』という作品に没頭しながら、僕は、僕自身について学んでいた。
ちばあきおの『キャプテン』は、スポーツマンガの名作中の名作だ。
最近のマンガと比べると、絵があっさりしているかもしれない。しかし、水墨画のように洗練されて極限までシンプルにした絵で、誰にでも描けるものではない。一コマを選び取ってみて見ると
ラフからだって18番グリーンにはつながっている。『黄金のラフ』
ニヤニヤしちゃう。
『黄金のラフ』の主人公・藤本のバカっぷりは、にやけずにはいられない。
ワクワしちゃう。どんな時もバーディーを狙う無謀さに、いつのまにかかっこよさを感じて、応援し始めている自分がいる。さらに、うらやましくなっちゃう。藤本には、最高の仲間がいる。その絆に憧れをいだく。
最高の肉体を持っているけど、頭が足りなくて、いつまでも勝てない藤本。フォームの理論はあるけど、肉体がない谷田部。