
小説とは作家からの手紙。 語り得ぬものに、想いを馳せる
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文学の奥深さを味わうサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』。
この文学サークルでは、毎月、一冊の本を決めて、読んで感じた感情や気づきを共有しあう「読者会」を開催している。
これまでの読書会で選書した本はこちら。
・3月:Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 / レイモンド・カーヴァー(著)村上春樹(翻訳)
・4月:透明な迷宮 / 平野啓一郎
・5月:風の歌を聴け / 村上春樹
・6月:本当の戦争の話をしよう / ティム・オブライエン(著)村上春樹(翻訳)
そして、先日行われた7月の読書会の課題図書は、今年の5月に発売になった中国系英語作家イーユン・リーの『理由のない場所』。
ここでは、この本を僕が選んだ理由と、読書会で僕が話した感想を共有したいと思う。
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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。