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ある人の弱みが強みのある人の出番をうむ

今、「居心地の一丁目一番地」というコミュニティについての本を、コルクラボのみんなと前田デザイン室が協力しあって作っている。コルクラボの本だったけど、デザインできる人がいなくて完全合作の形に自然となっている。弱点があると、そこを強みにしている人の出番が生まれ、お互いに助け合うことができる典型的な事例となった。

クラウドファウンディングで制作費を募っているのだけど、残り後二日。

漫画家のこしのりょうがあなたの4コマ漫画を描いてくれるというなんとも豪華なリターンまで追加になった。

本にあとがきを書いたので、それを事前公開。


作家のためのファンコミュニティを運営したい。しかし、コミュニティについて学ぶ本が少ししかない。小説や漫画だと一気に読めるのだけど、学術書だと読みながらついつい寝てしまう。そこで、サボらないようにするために、一緒に学ぶ仲間を集めてみよう。そんな気軽な気持ちで30名ほどを募集したら、200名弱からの応募があり、驚いて始めたのがコルクラボだ。「コミュニティを学ぶコミュニティ」というなんともわかりにくいメタ的なコミュニティは、そんな風に始まった。
初めは、役立つスキルを学びたいと思ってやってきた人が多かった。でも、スキルを教える場所だと、興味の対象がスキルでそこにいる人にはならない。人と人が化学反応を起こし合う場所を作りたい。そうでないと、コミュニティにならない。無目的な居場所をどうやって作るか。そのようなことを考えながら、試行錯誤で、コルクラボの運営をしていた。

「コミュニティを学ぶ」と言いながら、僕が一人でみんなの行動を観察して、フムフムと学んでいるのである。 その学びをコルクラボのみんなに戻そう、と考えて『We are lonely, but not alone』を執筆したのが、2018年の5月だ。その時からまだ1年半も経っていないというのが驚きだが、さらにたくさんの知見が溜まってきている。本の中で、アップデートが大切だということを再三書いた。ブログでアップデートした内容を書くのもいいのだが、それはなんだか面白くない。ただ情報提供しているだけで、僕よりもうまい人はたくさんいる。

コルクラボらしいアップデートの仕方はないだろうか? そんな風に考えた。コルクラボには、文章を書くのがうまい人がたくさんいるし、編集者になりたいと思っている人もたくさんいる。彼らの出番ではないか? 僕ではなく、コルクラボのメンバーがコミュニティについての知見を本にしてこそ、本当のアップデートではないか。 それで出来上がったのがこの本である。

実は、こあとがきを書きながらも、自分のインタビュー部分の原稿確認しかしていない。どんな本なのか、理解しきっていない。出来上がりをドキドキしている。僕が編集しないことが価値だと思っている。

編集長からは、内輪すぎるかもしれないという相談がきた。内輪の好きのおすそ分けこそが、コミュニティの面白さ。普通の本にする必要ないよ!と中身を知らずに発破をかけた。

この本に書かれているのは、僕たちコルクラボのメンバーが、居心地のいい場所を作るために工夫している具体だ。誰にでも伝わることを目的にしていない。コミュニティ運営をしていく中で、情報が見つからなかったり、伝わらなかったり、人と人がなかなか交わらなかったり。そんなことで苦労しつつ、みんなでいるのがなぜか楽しい、この居場所をもっとよくしたい。そんな風に真剣に思っている人の心に届く本になっているのではないか。

コルクラボに興味が湧いた人は、ぜひ遊びに来て自分の居場所を見つけてほしい。

                           佐渡島庸平

ぜひ、クラウドファウンディングにご協力を!!


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