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見えない檻を突き破れ

「動物園の動物は檻に囲われているから自由じゃないと僕たちは思ってる。

でも猿たちは自分たちが自由じゃないと思っているかな?

そもそも自由という概念がなくて檻に気付いてないのかもしれない。

檻の中の動物が自由じゃないと同情するのは人間のお節介だよ。動物と自分たちを比較して自分たちは自由だと思っている。

どこにでも行けて、好きなものを食べられる。見たいものを見れて、言いたいことを言える。

何でそんなふうに思えるのか?

それは僕らが檻を目にすることがないから。

はっきりと目にすることができる強固な檻がないというだけで自分は自由だと思いこめるほど人間ってお気楽な存在なんだ。

人間は自由じゃない

見えないだけで檻は存在する

人を不自由にするもの。文明が高度化して人々が欲望し、行動を左右されるようになったものって具体的に何かわかる?

そう、お金。

お金を使わずに生活している人なんていない。

社長もサラリーマンも等しくお金を失くさないよう、増やそうと必死になってる。

お金を得るものが会社にしかない人は、会社にある程度依存することになる。自分で選択したつもりでも、人はお金、会社といった社会の枠組みに選択させられているんだ。

「自由がいい。何にも縛られない」と意気揚々として会社に盾突いたり、起業しても自由になんかなれやしない。

会社っていう檻を出てもお金っている一回り大きな檻に捉われている。

自分がどんな檻にいるのかも知らず、あがいてみても絶対に自由にはなれない。」

『エンゼルバンク』という僕が編集した作品から引用した。

今、コルクでは、様々なことを仕組み化しようとしている。仕組み化されると、効率的には動ける。しかし、会社の中に見えない檻を作ってしまうことでもある。

どういう仕組みがいいのかを考える中で、考えさせられる出来事があった。僕はタクシーをアプリで手配する。日本交通と東京無線の両方を使う。

日本交通の運転手は、必ず車の外で待っている。東京無線の運転手は、車の中で待っている。例外に出会わない。日本交通で、車の中で待っている人がいない。東京無線で、車の外で待っている人もいない。誰もがルールを守る。どの運転手も会社のルールに従い、お客さんを気持ちよく迎える方法を、自分なりに工夫している人と出会わない。

誰も自分たちが、会社が決めた檻の中で親切をしているという認識はもっていない。しかし、そうなってしまっている。

会社という枠組みを作る時に、どうしても慎重にしなってしまう。しかし、もうすでに目の前には、見えない檻があるのだ。その檻は、今の時代にもはやあっていない。それを突き破るために、僕は試行錯誤しているのだ。

いつもサポート、定期購読ありがとうございます。サポートと定期購読は、お金以上の意味があると思っていて、僕の安全と安心が確保されて、振る舞いが変わるなと感じています。『エンゼルバンク』で引用したシーンは、お金が檻だと言っていますが、お金のあり方が変わっている、とてつもなく面白い時代だと思っています。

この後の部分は、僕の日記になります。日記の共有とは、僕の意思決定の優先順位を共有する行為だと思ってやっています。

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見えない檻を突き破れ

佐渡島庸平(コルク代表)

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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。

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『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などのマンガ・小説の編集者でありながら、ベンチャー起業の経営者でもあり、3人の息子の父親でもあるコルク代表・佐渡島庸平の思考を「おすそ分け」していくマガジンです。表では書きづらい個人的な話を含め、日々の日記、マンガや小説の編集の裏側、ここだけの対談レポート記事などを公開していきます。 詳しくは:https://www.sady-editor.com/n/ncaf941f64a0d

コメント (2)
サディの日記部分いつも楽しみにしていて、こういうアウトプット、例えばサディがインタビューで話す言葉の前にある出来事や心の動きを知っていることでそのインタビューの楽しみ方が変わるなぁと思ってるよ!
私もこういう風にアウトプットの手前にあるものをもっとさらけ出した方がいいのかもしれない。
私も本文の部分、そして日記の部分ともにいつも楽しみにしています。課金もまさに一つの「檻」ではあるかもしれないですが、そのおかげで安心・安全な場として自覚的に活用できる可能性を感じています☺️
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