スクリーンショット_2020-01-14_22

自己認識を深める鏡の探し方

誰かのことを、「セコい」とか「ずるい」とか、思ったことがあるだろうか?

僕は、ある。そして、ちょっと時間が経って、実はセコかったり、ずるかったりしたのは自分かもしれない、とふと気づいて恥ずかしくなることがある。

人は他人を観察するときに、自分の中にある「ものさし」を使う。

「セコい」という感想が湧き上がってくるのは、その基準が自分の中にあるからだ。本当に、おおらかであれば、他人がセコいかどうかも気にならない。その「ものさし」が自分の中にない。

僕は自己認識をどうやってあげたらいいかを常々考えている。

insight』という本を去年読んでから一層、意識するようになった。フィードバックをもらうのが一番いい方法だけど、そのような機会はなかなかもらえない。

代わりになる、もっと気軽にできるものがないか探していた。

そして、見つけた。

Aさんは、人気者で、人から信頼されていて、僕と仲がいい。でも、Bさんが、僕に「Aさんて信頼できない」って話をよくする。そして、共通の知人が「AさんとBさんって、性格が瓜二つだよね」と言っているのを聞いた。同じような話が他の人でもあって、ハッとした。

人は、自分と似ている人であれば、いいところも悪いところも気づきやすい。似ていないければ、気づくこともできない。

「好き」を見つめているとやりたいことは見つかるかもしれないが、自己認識はあがっていかない。自己認識をあげるためには、「嫌い」を見つめるといい

誰かに不満を持つということは、そこに自分のこだわりがあるということを指し示している。

「あの人は怒りすぎ」という時、その発言は、その人が怒りやすいという事実ではなく、発言した人が「人前で怒るのはよくない」という価値観で我慢している事実を示している。

自分に関係していないと感情は動かない。正でも負でも、感情が大きく動いた時は、自分の何か重要な価値観に触れたということなのだ。

感情こそが、自己認識を深めてくれる鏡だ。

そのように考えると、いい感情だけを味わおうとすると、自分を正しく見ることができなくなる。いろんな感情を味わうのが、全部いいことになってくる。「好きの反対は、嫌いではなく、無関心」という言葉はよくいうが、好きも嫌いも、自己認識を深める上では、ほぼ同じ役割を果たす。

自分の心の中に湧き上がる負の感情を否定するのではなく、自己認識のための鏡だと思えば、いろんな感情が楽しくなってくる。悲しみですら。

<追記>

今回の内容を、Youtubeチャンネルでも補足として話をしたので、こちらもあわせて見てもらえると嬉しい!

***

今週も読んでくれて、ありがとう!

ここから先の有料部分では、「僕の日記」をシェア。僕の思考の原材料を公開していきます。

ちなみに月800円の『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』マガジンの購読者になると、毎週水曜日に更新される記事の有料部分が毎回読めたり、その他の記事も全て読めて、随分お得です。

この続きをみるには

この続き: 2,314文字 / 画像1枚
記事を購入する

自己認識を深める鏡の探し方

佐渡島庸平(コルク代表)

500円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

購入&サポート、いつもありがとうございます!すごく嬉しいです。 サポートいただいた分を使って、僕も他の人のよかった記事にどんどんサポート返しをしています!

ありがとう!コメントももらえると嬉しいです!
155
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。

こちらでもピックアップされています

コルク佐渡島の『好きのおすそわけ』
コルク佐渡島の『好きのおすそわけ』
  • ¥800 / 月
  • 初月無料

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などのマンガ・小説の編集者でありながら、ベンチャー起業の経営者でもあり、3人の息子の父親でもあるコルク代表・佐渡島庸平の思考を「おすそ分け」していくマガジンです。表では書きづらい個人的な話を含め、日々の日記、マンガや小説の編集の裏側、ここだけの対談レポート記事などを公開していきます。 詳しくは:https://www.sady-editor.com/n/ncaf941f64a0d

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。