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微額でもいいから、”稼ぐ”を最初の目標に据えるすゝめ

「どうやったら、"プロ"の〇〇になれるのか?」

プロのマンガ家、プロの作家、プロのライター。職業柄、ぼくは、こういう相談を受けることが多い。

でも、プロという言葉の定義が「お金を稼ぐこと」だとすれば、プロにはすぐになれる。なぜなら、インターネットによって、様々な職業のプロとアマの境界が滑らかになってきているからだ。

例えば、ライターという職業も以前は、書籍や雑誌に掲載される原稿を書き、出版社からお金を得ている人を「プロ」と呼んでいた。そして、その状態にたどり着くためには、出版社の人と知り合って、何本か原稿を書いてみてと、タイムスパンが長いし、ある程度の運やタイミングも必要だった。

でも現在は、noteで文章を書けば、サポートでお金を得ることもできるし、有料マガジンという選択肢もある。書くことが、お金を得ることに接続されやすくなっている。

そして、これは特定のスキルの話だけでない。『ココナラ』や『ランサーズ』のようなスキルシェアのサービスを見ると、ライティング、デザイン、動画編集といったものから、ダイエットのサポートやインテリアの相談まで、様々なスキルが並んでいる。

自分の得意と、それを必要とする誰かとのマッチングが、どんどん滑らかになってきているのだ。言い換えれば、自分の好きや得意を磨けば、誰でも簡単にプロになれる。

ただ、こういう回答すると、肩すかしを食らったような反応をする人が少なくない。そういう副業的な稼ぎ方ではなくて、本業としてやっていくには、どうすればいいのかと改めて質問をもらったりもする。

でも、本業としてやっていきたい人も、微額でもいいから「稼ぐ」を最初の目標に置いたほうがいいと、ぼくは考えている。

なぜなら、お金を稼ぐという体験は、強いモチベーションを生むからだ。

noteでサポートをもらった経験がある人なら理解してもらえると思うが、初めてサポートをもらえた時は100円でも、すごく嬉しい。記事を書いてよかったと心から思えるし、次の記事を書く大きな原動力になる。そうやって、記事を書き続けているうちに、スキルが自然と高まっていく。

また、微額であろうと、他人からお金をもらえると自信に繋がる。同時に、どういうものが他人から評価されるかの肌感覚も身につく。

いきなりフルの本業を目指すのではなく、復業的にはじめて、徐々にメインにしていく滑らかなやり方の方が、健全ではないかとすら考えている。

だから、ぼくが主催する『コルクラボマンガ専科』では、マンガ家志望のメンバーに、マンガの描き方だけでなく、マンガでの稼ぎ方も教えている。

そして、今後、コルクでは、マンガを描く人を応援するために、マンガで稼げる方法をどんどん開発していくつもりだ。

その一環として、求人検索エンジンの『スタンバイ』と一緒に、賞金型コンテストを新しく立ち上げた。

このコンテストは、指定されたお題に対して、4ページ以上のマンガ(ネームでもOK)をTwitterに投稿すれば応募完了というシンプルなものだ。今は「新しい仕事に挑戦したいと思った瞬間」というお題で作品を募集している。

最大の特徴は、毎週20万円の賞金が与えられることだ。

毎週賞金がでるのは珍しく、かなり太っ腹な企画だと思う。これは『スタンバイ』の代表取締役であり、『ビズリーチ』創業者としても知られる、南壮一郎さんの協力によるものだ。南さんは、島耕作を自分のバイブルとして愛読していたりと、マンガへの愛が深い。自分を育ててきたマンガに恩返しをする意味で、マンガ家に役立つことをしたいと、この企画が生まれた。

この企画は、マンガを描く人であれば、誰でも応募できる。本業としてのマンガ家を目指している人も、趣味でマンガを描いているという人も、どちらも大歓迎だ。「稼ぐ」という経験を積むチャンスだと思って、是非応募してもらいたい。

最後に繰り返しになるが、一流のプロを目指す人はもちろん、何かしらのスキルを磨きたい人は、「稼ぐ」を最初の目標に据えることをオススメする。

微額でもいいから、稼いでみる。
そうすることで、見える景色はかなり変わるはずだ。


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佐渡島庸平(コルク代表)

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佐渡島庸平(コルク代表)

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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。