自由な働き方はメンタル不調に陥りやすい? 産業医の大室先生と「健全な働き方」について話す。
★コルクラボのイベントレポートとなります。
(執筆:代 麻理子 / 写真・編集:井手 桂司)
現在、『自由な働き方』という言葉のもと、複業・兼業・テレワークなど、様々な働き方を受け入れる企業が増えています。
ただ、個人に働き方の裁量が増えた一方、新しい問題も発生しています。
ノートPCやスマホで四六時中仕事ができる環境になったことで、私たちは人類史上最も脳が疲れる生活を送っています。そこに人間関係やトラブルなどでストレスが加わると、コップから水があふれるように、人はうつ状態になり、最悪自殺に追い込まれるケースもあります。
これまでは、会社が社員の健康もメンタルも管理をしてくれていましたが、『個の時代』と呼ばれるこれからの社会では、個々人で自分の心身をマネジメントする意識を持つ必要がありそうです。
そこでコルクラボでは、「健全な働き方」をテーマに、多くの企業で産業医を務めてきた大室正志さんと佐渡島さんの対談を行いました。今回は、そのダイジェストをお伝えします。
大室 正志さん。大室産業医事務所代表。産業医科大学医学部医学科卒業。産業医実務研修センター、ジョンソン・エンド・ジョンソン統括産業医、医療法人社団同友会 産業保健部門を経て現職。専門は産業医学実務のほかメンタルヘルス対策、インフルエンザ対策、健康リスク低減など。現在、日系大手企業や独立行政法人など約30社の産業医業務に従事。著書『産業医が見る過労自殺企業の内側』(集英社新書)
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