ハマるには「水先案内人」を探せ!
僕は「ハマる」のが得意だ。
人生の楽しさは、ハマっていることの多さに比例する。
まず、一番ハマっているの妻、子供。次に仕事だ。
そして、読書、映画、レストラン巡り、料理、ダイビング、ゴルフ、サウナ、コーヒー、絵を描く。それぞれのハマっていることをやるだけで、休みはあっという間に過ぎてしまう。
そんな僕が新しいことにハマりそうな出来事があった。(まだハマっていない)
僕は、車への愛が全くない。起業した時に、車は売った。快適に移動ができれば、車なんてどれでもいい。自分で運転しない方がいい。フェラーリが好きな友人がいるけど、こんな狭い車に乗って居心地が悪くないのか、理解不能だった。
仕事を一緒にしている経営者から、こんな提案をされた。
「佐渡島さんは、車の本当の魅力とまだ出会ってませんね。一日、僕と付き合ってください」
そうして案内された場所は、富士スピードウェイ。『大人の自動車教習所2.0』という友人が主催するイベントに連れていってもらった。
まずはプロのドライバーが運転する車の助手席に乗る。そして、フルアクセル、フルブレーキで、車がどんな挙動になるかを体感する。
そして、自分でも様々な車に乗ってみて、アクセル、ブレーキ、ハンドルを思い行きり自由に使う。広い場所だから、事故は起きない。でも、ずっとすごい緊張感で、1日が終わったら肩がカチコチになっていた。
いい車は、体が拡張している感覚になる。僕が狭いと感じていた車の方が、よりぴったりとフィットして、タイヤが自分の足が伸びて、地面を掴むような感覚を持つことができる。「タイヤはパンクした時に買い換えるもの」程度の意識だったけど、タイヤによって、運転の楽しさが大きく変わることも理解できた。
車は、準備しないといけないことが多過ぎて、僕自身がハマるところまではいけない気がする。でも、ハマる人の気持ちがよくわかったし、奥深さを感じれた。
ハマるのに必要なのは、その世界の「水先案内人」だ。
ハマるのが苦手なの人は、いきなり自分で新しい世界に飛び込んでいる。
奥深い趣味には「道」という言葉がつけられていた。茶道、書道、花道、柔道、剣道。サ道も。これらの道は、素人がいきなり飛び込むと、道に迷う。そして、2度とここに来るものかと思う。でも、水先案内人と、道の少し奥まで一緒に歩くだけで、その道の楽しさが一気に理解できる。
自分の好きをどうやって見つけるのか?
最近、どこもかしこもで話されている話題だけど、自分で見つけるのはやめる。水先案内人を見つけて、身を委ねる。
それが手っ取り早いハマる方法だ。
また、Youtubeチャンネルでも、好きを見つけるための「水先案内人」について語っているので、コチラも観てくれたら嬉しい!
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