スクリーンショット_2019-09-04_8

「思考停止」を促す言葉を使わない

思考は、言葉でできている。だから、思考を深めるためにできることは、一つだけ。言葉を精査することだ。

単語になっている時点で、大雑把な概念だと思った方がいい。その単語を、定義し、補足することが、そのまま思考に繋がる。

意識せずに使うと、思考停止を促す言葉がある。

『ドラゴン桜2』で、桜木は「頑張る」という言葉を口にすることを禁じる。

「頑張る」や「全力を尽くします」といった言葉は、会話に登場しがちだが、思考を停止させる。

これらの言葉が、具体性とともに使われれば問題ない。しかし、大抵は具体性に欠け、思考が浅いことを、言葉の勢いで誤魔化そうとしているに過ぎない。

先日、社内で話していて、「難しい」という言葉も思考停止をさせる単語だと気づいた。

「難しい」という単語は、理由が外部にあり、自分は関係ないというニュアンスが、入り込んでいるように感じる。

「メンバーのモチベーションをあげるのが難しい」という形で使ったとする。この言葉遣いには、メンバーに問題があって、簡単に解決できないというニュアンスが入り込む。このような発言をしている時は、問題点が明確になっていなくて、解決まで程遠い状態だ。

「難しい」という言葉を使ってしまうと、責任を放棄してしまい、自分の中にある原因に目を向けることができなくなるのではないか?

行動を変えれるのは、常に自分だけ。難しいと感じる理由を自分の中に探し始めると言葉遣いも変わる。

「メンバーのモチベーションをあげるのが難しい」ではなく、「メンバーのモチベーションをあげるのに自分が実力不足」と言う人は、その実力不足をカバーするために行動がは始まっていそうだ。

自分の実力不足に直面できていない時に、「難しい」という言葉を使うのかもしれない。

「まじ」「やばい」「めんどくさい」はすごく使いやすい言葉だが、人によって使い方に幅がありすぎて、ミスコミュニケーションをうむ。そのため「コミュニケーション阻害語」と呼ばれているらしい。

同じように、思考を深めるのを阻害する言葉がある。それらを無意識に使うのをいかに減らしていくのか。その習慣が思考の質を変えると僕は考えている。


今週も読んでくれて、ありがとう!

ここから先の有料部分では、「僕の日記」や「購入した本」「観た映像作品」をシェアしていきます。僕の思考の原材料を公開していきます。

ちなみに月800円「編集者・佐渡島の好きのおすそ分け」マガジン購読者になると、毎週水曜日に更新される記事の有料部分が毎回読めたり、その他の記事も全て読めて、随分、お得です。


最後に、どうしても観てほしい動画があります。宣伝させてください。

ドラゴン桜・桜木のVチューバーの中の人を僕がやっているんだけど、ついに本人登場です(笑)。勉強に関する原体験、なぜ僕が桜木の中の人をやろうと思ったかを語っています。ぜひ、動画を観てください。

この続きをみるには

この続き:5,068文字
記事を購入する

「思考停止」を促す言葉を使わない

佐渡島庸平/コルク代表

500円

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

購入&サポート、いつもありがとうございます!すごく嬉しいです。 サポートいただいた分を使って、僕も他の人のよかった記事にどんどんサポート返しをしています!

ありがとう!コメントももらえると嬉しいです!
201

佐渡島庸平/コルク代表

2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社、コルクを設立。

週刊!編集者・佐渡島の『好きのおすそ分け』

コルク代表・佐渡島が、「コンテンツのDJ」として自分の好きを届けていくマガジンです!編集者や経営者としての日々の気づき、注目しているクリエーターや作品、影響を受けた話などを配信していきます。また、マガジン購読者限定の特別コンテンツとして、有料者限定記事、公開日記、製作途中の...
4つ のマガジンに含まれています

コメント2件

今週は有料部分の、

・「令和時代、誰も見てない?テレビCMの魔力」
・「明かされるsadyが心震わせた見るべしコンテンツ」
・「佐渡島編集術が丸裸の当記事元原稿」

がすごくワクワクしました!(タイトルは勝手に付けさせていただきました。)
「目標を立てる」という行為があまり好きではなく、
その理由をどうにか言語化したかったのですが
私にとって「目標」という言葉が思考を停止させる類の言葉だからだと気づきました。

「目標を立てる」と
「目標を達成するために頑張る」という行為がセットになって出てくる感覚があります。
「頑張る」が思考停止の言葉なので、それを導き出す単語が嫌なのです。
(逆に「課題」と「解決」は、すっと理解できます)

「目標」に違和感を感じる理由に目星がつき、スッキリしました!
ありがとうございました!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。