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あなたを責めているのは誰だ?

今度発売されるコミュニティ本「We are lonely,but not alone」の中身を、発売前にアップデートしていこうと思う。

本の中では、自己紹介を繰り返すことで、自分の立ち位置を理解できて、目的に向かって努力できるということをさらっと書いている。本の流れを重視してさらっとしか書かなかったが、自分の立ち位置を理解することは、すごく重要なので、もっと語ることはある。

目的を、自分ではなく、社会が設定していた時代は、マイホームを持つこと、海外に旅行することなどが、目的になりえた。たいていの目的は、お金を貯めれば叶えることができたから、よりお金持ちになるように努力をすればよかった。

目的を社会が設定するのではなく、個人で設定しないといけない時代になった。すると、多くの人が目的を見つけれない。夢という言葉を使う人もいる。目的、夢を探すのに大事になことは、目的、夢の良し悪しではない。今、自分がどこにいるかだ。

旅行先を決めるとする。自分の住んでいる場所が、東京であれば、ハワイやロンドンは目的地になる。でも、もしも住んでいる場所がロンドンなら、ロンドンは候補先ではなくなる。

人生の目的や夢を決める時もおなじことが起きる。

自分の立ち位置を知らなければ、目的を見つけられないし、達成もできない。だから、一番大事なことは、自分の立ち位置を知ることで、僕はそれに一番、時間と力を割いている。しかも、常に変化しているので、常にやり続けないといけない。

僕は以前、堀江さんと飲んでいる時に「佐渡島はゼロから五千万円は作れても、50億使って55億は作れないね」というようなことを言われた。

それを僕は非難だとは受け取らず、僕の立ち位置を教えてくれる非常に貴重なアドバイスだと感じた。自分の経営能力を、すごく客観的に理解できたのだ。

僕はその人の立ち位置を気付かせるアドバイスを意識的に行う。自分の立ち位置は、自分だけでは理解できず、アウトプットに対する周囲のフィードバックで初めてわかるからだ。

しかし、僕が他人からされるとうれしいアドバイスを、僕が他の人にすると非難されていると受け取られることがあることにある時、気づいた。なぜ、非難と受け取られるのかというのが、なかなか理解できず、ずっと考えていて、最近気づいた。

自分の立ち位置を日常的に確認していない人は、頭の中に理想の自分がいる。理想の自分と違うことを指摘されると、非難されていると感じる。その時に、その人を責めているのは、その人自身だ。なぜ、まだ理想の自分になれていないのか?と自分で自分を責めている。他人からのフィードバックが、自分を責めるきっかけになっている。

そのことを理解してから、成功をしているのに、自己肯定感が低い人がいることも理解できるようになった。成功しても、次の目的を持つ。そこにギャップがあると自分を責めてしまうのだ。

自己肯定感というと、自分をプラスとして持ち上げるようなイメージを持つ。しかし、自分を不必要に責めず、客観的に自分の立ち位置を理解することができること、自己肯定感を持つために必要なことだ。自分の立ち位置がわかると、そこに積み重ねることができて、プラスへと持っていける。

立ち位置を理解するとは、自分が何者であるかを知ることでもあるし、社会での相場感を理解することでもある。

今の自分を正しく知ることが、未来の自分を作ることなのだ。



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佐渡島庸平(コルク代表)

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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。

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コメント (3)
「会社を編集している」という言葉。ものすごく共感しています!
自己肯定感というと、確かに現実以上にプラスに持っていくイメージありますね。否定も肯定もせず、「ただ」観ることができるか。自分にも他者にもそれができるかが大切になるような気がします。堀江さんとのやりとりは、とても興味深く感じました!
あなたを責めているのは、理想の自分と現実を知ったあなた自身である、というのは刺さりました。
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