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作品の質を見極めるコツは「朗読」。 新連載マンガを朗読してみた

創作において、重要なキーワードのひとつが「リアリティ」だ。

リアリティが乏しいと、本筋と関係ないところが気になって、物語の世界に没入できない。新人のマンガの多くは、感情の流れにリアリティが欠けている。深く悲しんでいた主人公が、とある出来事によって、急に大喜びしている状態に変わる。感情の落差があるのはいいことだけど、それに違和感がないように、流れを作らないといけない。

感情が大きく揺れ動く時、その変化の狭間にどんな感情があるのか。悲しいから嬉しいに変わる時、その手前には驚きや困惑がある。感情も「受動的感情」と「能動的感情」に分けて理解した方がいい。

新人のマンガは、リアリティがないと指摘を受けると、設定がどんどん足されていく。世界観のリアリティではなく、感情のリアリティが捕らえられていないことが圧倒的に多い。感情のリアリティは、感情の変化を自然に描けるか、心の機微をうまく捉えられるかで決まる。

そして、感情を自然に描けているかどうかは、簡単にチェックできる。

「朗読」だ。

朗読で言葉がつっかえてしまうようであれば、「嘘の感情」が入っている可能性が高い。演出家が各俳優にするように、マンガ家も各登場人物に演技指導をする。マンガ家自身が上手く演じられない脚本では、キャラクターの魅力は到底引き出せない。朗読すると勝手に直すポイントが浮かび上がる。

4月から新連載を予定している、つのだふむのマンガ『りさこのルール』も、これまで何度も朗読しては修正を繰り返してきた。

そこで、今回のコルク佐渡島の部屋では、僕とつのだ君と、同じく4月から『コッペくん』で連載がはじまる新人マンガ家のやじま君で、りさこのルールの第1話の朗読劇をやってみた。

朗読だけでマンガを想像するという新しい経験をしてみてください!

<ゲストの詳細>
やじまけんじTwitterInstagramnote
※『コッペくんとしんぱいいぬ』と『猫のおふくちゃん 1 』が絶賛発売中!

つのだふむTwitterInstagramnote

また、noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』の有料読者の人には、以下にて『りさこのルール』と『コッペくん』の1話・2話のネームを改めて公開!

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佐渡島庸平(コルク代表)

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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。

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『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などのマンガ・小説の編集者でありながら、ベンチャー起業の経営者でもあり、3人の息子の父親でもあるコルク代表・佐渡島庸平の思考を「おすそ分け」していくマガジンです。表では書きづらい個人的な話を含め、日々の日記、マンガや小説の編集の裏側、ここだけの対談レポート記事などを公開していきます。 詳しくは:https://www.sady-editor.com/n/ncaf941f64a0d

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