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「褒める」ことの難しさ

 コルクラボの取り組みで、覆面編集者プロジェクトとというものがある。ツイッターアカウントもあって、「勝手に褒めちゃうぞ」っていう補足がついている。

 このプロジェクトは、ラボのクルーが自発的に始めて、僕は静観しつつサポートをするだけった。でも、その様子をみているうちに大きな気づきがあった。

 一番大きな気づきは、褒めるという行為の難しさだ。その気になれば、いくらでも褒めれると思っていたのだが、いざ褒めるとなると言葉が詰まる。ベストなものであれば、いくらでも褒めることができる。

 実は、褒めることで、それを見つけた自分を自慢できるからだ。批判や批評は、その作品のことを思った行為ではなく、その作品を客観的に観察する能力が自分にはあると自慢する行為だ。僕はずっと耳が痛いアドバイスは、僕自身はしてもらうと感謝することが多いから、相手のためになる厳しい優しさだと思っていたが、もしかしたらマウンティングかもしれないと、考えを改めだしている。

 一方、褒めるは、褒めることによって、自分がどう思われるかを考慮しない行為だ。相手のことを思い、相手を観察するために時間を使った時しかできない。

 僕は、二つの選択肢があった時、常に難しい方を選ぶことにしている。今までの人生は、「事実を伝える」と「褒める」だと、前者のほうが難しいことだと思っていたから、それをどのようにうまくやろうかをずっと考えていた。この覆面プロジェクトをきっかけに、全く逆へと

 今は、「褒める」のほうが難しいと思っている。だから、褒めるに挑戦していこうと思っている。

 覆面編集者プロジェクトが始まったばかりの時に、こんなブログを書いている。その時にも褒めるという行為の大切さについて書いたが、今週の月曜日にshowroomで配信した覆面編集者プロジェクトのイベントを受けて、より褒めるというこういうの重要性について、思考を深めている。

僕のツイッターアカウントは@sadycorkです。フォローもよろしくお願いします!

今回のサポートしてくださる方用の記事は、覆面編集を通じての2つめの気づきについて。ネットの編集者と紙の編集者の違いについて。(コルクラボの人は、ラボで聞いたことのある話かもしれません)

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佐渡島庸平(コルク代表)

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コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおすそ分け』、noteサークル『コルク佐渡島の文学を語ろう』をやってます。編集者・経営者として感じる日々の気づきや、文学作品の味わい方などを記事にしています。
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