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マンガの『五線譜』を追い求めて。

これまで編集者として、マンガ家との打ち合わせを15年近くしてきた。

でも打ち合わせは、いつも自分の感覚に頼ったもので、体系的ではなかった。インターネットの中では、全てが民主化されている。料理を作る、写真を撮る、動画を作るといった特殊技能も、民主化され、産業構造が変わっていった。

漫画も編集も、ネットの中で民主化される。時間軸はわからないが。僕は、その一翼を担い、スピードをあげたいと思っている。

まずは、自分の知識を体系化したいと考えた。1対1だと、コミュニケーション能力に頼ってしまって、体系化が甘くなる。一人で多数の漫画家に対峙して、結果を出そうと思うことで、体系化が進む。

そんな風に自分で自分を追い込む機会を作ろうと、今年の3月から『コルクラボマンガ専科』というプロのマンガ家を育成する活動を開始した。さらに、山田ズーニーさんとネームタンクの後藤さんと議論しながら、講座を作ることで、知識がかなり整理された。

マンガを描くために必要な能力は、2つ。「観察力」「表現力」

この二つの能力を身につけれる型と課題を講義で用意した。

カリキュラムは半年間で、3月から始まった1期生は既に半分以上を終えた。消化している。「#コルクラボマンガ専科」で検索して見てほしいのだが、予想以上に結果が出ていて、僕自身が驚き、喜んでいる。

今回は、その中でも話題になった作品を紹介する。

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特に、受講生のよこせさんの作品は10万いいねを超える反響を呼び、BuzzFeedにも掲載されるなど、大きな話題になったので、作品ごと紹介する。

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『コルクラボマンガ専科』は1期で終わることなく、2期、3期と、これからも継続していく(2期は10月からで、募集は8月末からの予定)。

受講生の反応、講師との議論で、カリキュラムは、さらに体系化していく。それを学んだ人こそが、型破りな漫画を生み出せるようになる。

音楽は、五線譜の発明によって、一気に進化した。小説、漫画、映画には、五線譜が存在しない。

マンガにとっての「五線譜」を発明するーー。

これが、マンガ編集者として、新人と一緒に仕事をしながら僕が挑戦したいことだ。

「もっと良いマンガを描きたい」という人は、コルクラボ漫画専科の門を叩いて欲しい。

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佐渡島庸平/コルク代表

2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社、コルクを設立。

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コメント1件

>佐渡島さん!悩みにお答えくださり、ありがとうございました。とっても大事な姿勢に気づかせてもらえました。試行錯誤しながらコンテンツをどんどん磨いていく、やっていきます!
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