
自分の真価が問われる挑戦の裏側
僕が編集者として、noteやSNSで発信する時に大切にしているのが、「好きのおすそ分け」だ。
素晴らしいと感じたコンテンツやクリエーター。思考に影響を与えてくれた情報。そして、日々感じた気づき。自分が「いいな」「好きだな」「なるほど」と感じたものだけを共有するようにしている。
ただ、僕のnote記事の読者から、挑戦の裏側も共有してほしいとリクエストをもらうことが増えてきた。好きの感情だけではなく、挑戦によって生じた「喜怒哀楽」もおすそ分けしてほしいと。
そこで、現在の僕にとって最も挑戦的なプロジェクトである『コルクインディーズ』の裏側を、「週刊!編集者・佐渡島の好きのおすそ分け」で連載企画として共有していくことにした。
コルクインディーズとは、僕が可能性を感じる新人マンガ家や新人作家たちと、ヒットコンテンツをゼロからつくるプロジェクトだ。所属する作家たちは、現段階では、出版の実績にしても、SNSのフォロワーにしても、まだ全然たいしたことはない。でも、数年後には、「コルクインディーズの作家たちはすごい!」と世間から言われる状態にする。僕は、そこに人生を賭けている。
(▼)コルクインディーズのローンチイベントの様子
とはいえ、公開前の荒削りの状態の作品や、作品づくりの悩みも共有するため、有料部分のみでの限定公開にさせていただく。有料読者の人は、作家と作品が成長していく過程を一緒に楽しんでもらえたら嬉しい。
そして、今回は、コルクインディーズ所属のマンガ家・つのだふむにまつわるエピソードを紹介したい。
電車が横切るイラスト pic.twitter.com/ZdMUxEgYL9
— つのだ ふむ🗯 (@tsunoda_fumm) September 6, 2019
ふむ君との出会いは今でも覚えていて、「宇宙兄弟」の小山宙哉や「君たちはどう生きるか」の羽賀翔一と出会った時と同じくらいの衝撃を受け、2年前から一緒に作品づくりをやっている。
これまでなかなか芽が出なかったのだが、今年の4月に会社を辞めて、マンガに集中することで、マンガ家として大きく成長した。
現在、『りさこのルール』という作品を11月から連載開始するため、何度も何度も原稿を描き直している。
今回は、その第1話のネーム混じりの原稿をおすそ分けする。
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