『つくる人』になると人生が楽しくなる
「アイディアがある人は悩まない。」
僕の大好きなカヤックの柳澤さんの言葉だ。
先日、コルクラボの合宿を葉山で行なった。カヤックの柳澤さんにきてもらって、講演会を聞いた後、ラボのみんなでカヤック流ブレストをした。
僕はカヤックで社外取締役をやっているから、経営理念はもちろん把握している。
でも、その深い意味を理解していなかった。そして、すごく好きな言葉になった。その詳しい意図は、柳澤さんが、サイトで丁寧に説明している。知ってるはずだったけど、講演で聞くと、印象の残り方が違って、今まで以上に魅力的な経営理念だと思うようになった。
柳澤さんは、カヤックによって、世の中の楽しめる人を増やして、社会を幸せにしようとしている。サラリーマン時代は、仕事は楽しくても、早く会社に行きたいという気持ちにはならなかったという。それが起業したら、毎日、早く会社に行きたくなった。仕事をする人から、つくる人になったら、楽しさが変わったという気づきが、経営理念の元にあるという。その気持ちは、僕もよくわかる。やらないといけないことではなくて、やりたいことがたくさんありすぎて、寝るのももったいないし、早く会社にいきたいのだ。
目の前に登る山がある。その山を登ることを決めたのが、自分ならば、その山にあるすべての困難は、楽しみでしかない。一方、その山に登ることを決めたのが他人ならば、すべての困難は苦痛でしかない。
同じ山でも、それが楽しいか、楽しくないかは、完全にその人の心のあり方に左右される。多くの会社が、行動指針で「自分ごとになろう」「当事者意識」という言葉をかかげる。それは、すべて、心のあり方を変えるために言っている。しかし、実際のところ、そのようなお題目を掲げても、なかなか心のあり方は変わらない。自分としては当事者意識を持っているつもりなのに、周りからないと問い詰められると困るだけだ。「自分はつくる人になっている?」その問いかけは、劇的に行動を変えるはずだ。
つくる人になることで劇的に行動が変わることを目撃した瞬間と、柳澤さんの講演が同時だったので、「つくる人を増やす」という理念の素晴らしさが、より響いた。
コルクラボで、僕は何も企画しない。集まったクルーが、自発的に企画を立てて、動かさないといけない。自分たちがつくる人にならないと、何も起こらない。今回の合宿は、すべてクルーが、自分たちでつくった。宿へ行って、のんびり自由時間を過ごして、一緒に酒を飲むではなくて、みんなを楽しませるために、細部まで設計されきったアクティビティがいくつも用意されていた。つくった人も、受け取った人も、どちらもが楽しんでいた。そして、つくった人は、自然と尊敬を勝ち取った。お互いを尊敬し合うようになると、人間関係が変わる。一緒に過ごすことでもなく、一緒にお酒を飲むことでもなく、相手を尊敬すること。それが一番、いい人間関係を築ける。コルクラボでは「つくる人を増やす」が自然とできていた。ちょっとした料理だってなんだって、つくることは楽しみへの近道だ。分業は、効率化にはいいことだけど、つくる楽しみからは遠ざかってしまう。
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昨日の夜、石川善樹と食事をした時に聞いた話で、印象に残ったことを短めに。
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