佐渡島庸平(コルク代表)
コルク代表・佐渡島のnoteアカウントです。noteマガジン『コルク佐渡島の好きのおす…
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作家性を損なわずに、作品を世界に届けるには?
昨年、中国へ出張した時に感じたことを、『復讐もの以外描けない。この現実について思うこと』というnoteに投稿した。
この10年近くで、中国のマンガ市場はとんでもない規模に成長している。基本的にアプリでマンガは読まれていて、人気を占めるのは「国漫(グォーマン)」と呼ばれる国産マンガだ。そして、そのほぼ全ては「フルカラー・縦スクロール」で描かれている。
この中国出張では、マンガ制作に関わる色々な人
本当の理解とは、「分けて考える」の先にある
ぼくは昔から食べることが好きで、大学生時代はアルバイトで貯めたお金で、一流と呼ばれるレストランに足を運ぶことが趣味だった。
一流の料理人がつくる料理は、ただ美味しいだけではない。
そこには料理人の魂みたいなものが息づいていて、その人の哲学が凝縮されているように感じる。それは世界観といってもいいかもしれない。そういう料理を食べ終わると、いい作品を読み終わった後のような気持ちになる。
ぼくが思う
臆せず挑戦に踏み出せる『なあんだの法則』
「人は、人によって磨かれる。」
人はひとりで勝手に育っていくものではない。人は、人に揉まれて、磨かれ、育っていく。
だから、人が成長していくために重要なのは、本人の覚悟や意思の強さではなく、仲間と切磋琢磨しあえる「環境」だと、ぼくは考えている。
ドラゴン桜では、『なあんだの法則』というものが登場する。
なぜ東大に合格するのは、進学校の生徒が多いのか?。この質問に対して、「進学校には、そもそ