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この世に自分の片割れのような相手がいたら、どう感じるか?

文学の奥深さを味わうサークルコルク佐渡島の文学を語ろう

noteの「サークル機能」を利用して行なっている文学サークルでは、毎月、一冊を選んで、読んだ感想や気づきを共有しあう「読者会」を開催。これまで選書した本はこちら。

・3月:Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 / レイモンド・カーヴァー(著)村上春樹(翻訳)
・4月:透明な迷宮 / 平野啓一郎
・5月:風の歌を聴け / 村上春樹
・6月:本当の戦争の話をしよう / ティム・オブライエン(著)村上春樹(翻訳)
・7月:イーユン・リー / 理由のない場所

そして、8月の読書会で選んだ本は、ハンガリー出身の女性作家アゴタ・クリストフが1986年に発表した中編小説『悪童日記』。この小説は、世界の20ヶ国で翻訳・出版されており、世界中で読まれている作品だ。

ここでは、この本を僕が選んだ理由や、読書会で僕が話した感想を共有したい。

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