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コルク佐渡島の『好きのおすそわけ』

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などのマンガ・小説の編集者でありながら、ベンチャー起業の経営者でもあり、3人の息子の父親でもあるコルク代表・佐渡島庸平の思考を「おすそ分け」していくマガ… もっと読む
表では書きづらい個人的な話を含め、日々の日記、僕が取り組んでいるマンガや小説の編集の裏側、気になる… もっと詳しく
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#日記

次に書く本のテーマは、間(あいだ)

ぼくにとって「本を書く」とは、自分の思考を整理し深める行為だ。 既に明確な答えがあるもの…

組織の生産性を高める、「三角形の関係」とは?

誰かと深い関係を築こうと思ったら、練りに練った「長文」の告白をするのではなく、「短文」で…

“他者という鏡”に映る自分を認識する難しさ

どうやったら、いいアドバイスができるようになるか? 編集者として働き始めた時から、ずっと…

“無意識のトラウマ”を、どう認識すべきか?

自己認識の解像度を、どうやって高めていくといいのか? 自己認識の重要性を説く『insight』…

感情を描く天才に聞く、“創作の喜び”とは何か?

マンガとは「情報」ではなく「感情」を伝えるもの。コルクラボマンガ専科で繰り返し伝えている…

ありたい姿が明確になると、視点が自然と変わっていく

創業してから10年が過ぎ、目指す経営者像が全く変わってきたという話を、以前にnoteで書いた。…

AIがもたらす、健全なフィードバックの受け方

コルクの行動指針のひとつに「まきこむ」がある。 仕事の成果とは、多くの人たちの協力によって生まれる。どういう風に接すると、相手が協力したいと気持ちよく思えるか。そのことを常に意識しながら行動しようというメッセージが、この言葉には込められている。 この「まきこむ」について考える時、イソップ寓話の『北風と太陽』をよく思い出す。北風のように、力技で相手を動かそうとすると、逆に相手の心は閉じてしまう。太陽のように、相手が自ら動きたくなる接し方とは何か。 自分の振る舞いについて考

復讐もの以外描けない。この現実について思うこと

コルクでは「物語の力で、一人一人の世界を変える」をミッションに掲げている。では、“物語の…

いよいよ始まった、『宇宙兄弟』の山王戦

担当作家の才能に惚れ込み、世に届けたいと思うことが編集者の原動力になる。 小山宙哉の才能…

アサーションを学ぶと、「さらけだす」が上手くいく

コルクでは行動指針のひとつに「さらけだす」を掲げていて、この「さらけだす」という考え方に…

自分のものさしがあると、自然と「やりすぎる」

コルクでは行動指針のひとつに「やりすぎる」を掲げている。 以前に投稿した『若いうちは、量…

矢印を自分に向けないと、「さらけだす」は生まれない

コルクでは行動指針のひとつに「さらけだす」を掲げている。 価値観の違うもの同士が協力しあ…

スラムダンクから教わった、物語を現実に変える力

先週からバスケのW杯が開幕した。 今回のW杯に関するメディアの扱いやSNSでの盛り上がりを見…

胸が締めつけられる、作家同士の友情 (『三島由紀夫論』について)

人と人とは、わかりあうことなんてできない。 それでも、わかりあいたいともがく。 ぼくが心を動かされる作品には、多かれ少なかれ、この主題が共通して描かれている。そうした話を以前に『気づいた時には、もういない。その繰り返し』というnoteで書いた。 わかりあおうとする姿にも、様々な形が存在する。 評論を執筆することも、わかろうともがく、ひとつの形だ。 小説家の平野啓一郎による『三島由紀夫論』に、ぼくは深く感動した。納得や感嘆ではなく、感動だ。 今年、刊行された『三島由紀夫